VRChat のフルトラッキング入門 ― 全身を動かすための3つの方式
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VR ゴーグルだけでも、頭と両手の動きはアバターに反映されます。けれど、腰や足は「それらしく」推測して動かしているだけなので、座ったり、しゃがんだり、足を組んだりといった動きはうまく伝わりません。そこで使われるのが、体に小さな機器を付けて全身の動きを読み取るフルトラッキング(フルトラ)です。
フルトラッキングでできること
- 座る・寝ころぶ・しゃがむといった姿勢が、そのままアバターに出る
- ダンスやポーズなど、足を使った表現ができる
- アバターの「そこにいる感じ」が増して、写真撮影も楽しくなる
一般的には、腰と両足の3か所にトラッカーを付ける構成から始める人が多いです。ひざやひじなどに追加すると、より細かい動きまで反映できます。
主な3つの方式
| 方式 | しくみ | 向いている人 |
|---|---|---|
| ベースステーション方式 | 部屋に置いた基地局(ベースステーション)が、トラッカーの位置を光で測る | 精度を重視する人。PC で VRChat を遊ぶ人 |
| センサー(IMU)方式 | トラッカーの中の加速度・角度のセンサーで体の向きを計算する | 部屋に機材を置きたくない人。手軽に始めたい人 |
| ゴーグル連携方式 | ゴーグルのカメラなどと連携して、足などの動きを読み取る | 対応するゴーグルを使っている人 |
ベースステーション方式(HTC VIVE トラッカーなど)
昔からフルトラッキングの定番として使われている方式です。位置を直接測るので、長時間使っても位置がずれにくく、動きの再現度が高いのが特長です。その代わり、トラッカーのほかにベースステーションを部屋に設置する必要があり、PC で SteamVR を使える環境が前提になります。初期費用は高めですが、「しっかり全身を動かしたい」人に選ばれています。
PR HTC VIVE トラッカー 3.0フルトラッキングで全身を動かす
センサー(IMU)方式
トラッカーを体に付けるだけで使える方式です。部屋に基地局を置かなくてよく、比較的手ごろな製品もあります。一方で、仕組み上、使っているうちに少しずつ向きや位置がずれることがあり、ときどき姿勢の合わせ直し(キャリブレーション)が必要になります。
ゴーグル連携方式(PICO Motion Tracker など)
対応するゴーグルと組み合わせて使う方式です。たとえば PICO 4 Ultra は、別売りの PICO Motion Tracker を体に付けることで、足などの動きを反映できます。ゴーグルと同じメーカーでそろえられるので、設定がわかりやすいのが利点です。
PR PICO 4 Ultraモーショントラッカーにも対応
PR PICO Motion TrackerPICO で足や腰の動きも反映
始める前にチェックしたいこと
- 遊び方が PC か、スタンドアロンか:ベースステーション方式は、基本的に PC で SteamVR を使う遊び方が前提です。
- 部屋の広さ:動き回れる広さと、ベースステーションを置く場所があるかを確認しましょう。
- アバターの対応:多くのアバターはフルトラッキングに対応していますが、体型によっては足の位置の調整が必要なことがあります。
- トラッカーの固定:ベルトでしっかり固定しないと、動きがぶれる原因になります。
製品の対応環境や必要な機材は、モデルや時期によって変わります。購入前に、各メーカーの公式情報で、自分のゴーグルと遊び方に対応しているかを確認してください。